会計ソフトとは、経理業務に役立つ機能を備えたソフトウェアです。「日々の経理業務の負担を軽くしたい」「バックオフィス業務を効率化し、コア業務に注力できる環境としたい」などを理由に、導入を検討したい方もいることでしょう。
しかし、会計ソフトには多くの種類があります。そのため、どのソフトを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。導入においては、求めている機能や価格感、自社の規模に合っているかなど各ソフトの特徴を比較し、最適なソフトウェアを見つけたいところです。
この記事では、自社に最適なソフトを選ぶためのポイントや比較の視点とあわせて、事業規模別におすすめの会計ソフトを紹介します。会計ソフトの導入を検討している方、おすすめの会計ソフトを知りたい方はぜひご覧ください。
経理業務に欠かせない会計ソフトとは
会計ソフトは、個人や法人に必要な経理業務を行うためのソフトウェアです。経理業務に役立つ機能が多く搭載されています。
▼会計ソフトでできること(例)
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経理業務は、紙台帳やExcelでも行うことができます。しかし、これらのアナログ的方法では、転記時に人的エラーが発生してしまったり、計算に時間がかかったりと、経理担当者に多くの負担を強いることになるでしょう。
しかし会計ソフトを用いれば、指定された箇所に必要な数値を入力していくだけで、勘定項目の仕訳や集計を簡単にできるため、業務スピードが向上するだけでなく、転記時に起こりがちな人的エラーも防ぐことができます。
会計ソフトは3種類に分類される
会計ソフトは、システムの特徴によって、クラウド型・インストール型・オンプレミス型に分類されます。
▼会計ソフトは3種類
クラウド型
クラウド型はインターネットを経由してクラウド上にデータを保存するタイプです。インターネットにアクセスできる環境があれば、どこでも操作可能な点が特徴的です。また、パソコン上にデータが保存されるわけではないため、デバイスの紛失や故障によるデータ破損が起こらない点も強みの一つです。
しかし、インターネットの接続環境に依存してしまう一面があるため、回線速度によっては処理が重く感じることもあります。また、インターネット上に情報が保存されるため、万が一サーバーにトラブルが起きた際には情報流出のリスクがあります。
インストール型
インストール型は利用するパソコンにインストールし、主にローカル環境にデータを保存するタイプです。導入時にソフトをインストールするため、オフライン環境でも利用できます。データが社外に出ないため、情報流出リスクも最小限に抑えることができるでしょう。
一方、法改正などによってバージョンアップが必要となることがあり、その際は自社にて更新作業を行う必要があります。場合によってはアップデート版の追加費用が発生することもあるため、注意が必要です。
オンプレミス型
オンプレミス型は自社内にサーバーや回線を設置してシステムを構築し、社内のクライアント端末からサーバー上のデータベースに接続するタイプです。インストール型同様、情報が社外に流出しにくい点が特徴的です。また、システム構築を社内で行うため、自社業務に適した形でプログラミングできるなど、カスタマイズ性に優れています。
しかし、クラウド型と比較すると、サーバー設置費用、システム構築費用など、初期費用が高額になりがちな点はネックです。また、導入後もサーバー維持費用やセキュリティ費用など、運用後のコストも大きくなりがちな点は留意すべきでしょう。
会計ソフトを導入するメリット
会計ソフトの導入には費用もかかりますが、業務効率化や正確性向上の観点から、得られるメリットは大きいです。本章では、会計ソフト導入によって得られるメリットについて解説します。
1.経理業務を効率化しつつ、正確性と信頼性を担保できる
経理業務では、毎日の売上管理から年に一度の確定申告まで、幅広く対応する必要があります。経理業務自体は利益に直結しないため、出来るだけ手間を減らしたいのが多くの企業の願いでしょう。とはいえ作成した書類は組織の経営判断や税務申告、外部報告に用いられるため、正確性と信頼性が必要不可欠です。
紙やExcelにて管理していると、作成する書類の多さや煩雑さで業務にかかる時間が増えるだけでなく、転記・入力時に人的エラーが生じてしまう可能性があります。会計ソフトを活用すれば、仕訳を1箇所に入力するだけで関係するすべての帳簿に反映されるなど、入力の手間を大幅に削減できます。さらに、入力数値のズレなども画面上で即座に確認・修正できるため、人的エラーの防止も叶うでしょう。
2.最新の法令にも対応できる
経理業務は、「会社法」「金融商品取引法」「法人税法」など、複数の企業会計原則に従って行われる必要がありますが、これらの法令は毎年のように改定されます。
たとえば、2022年には電子帳簿保存法が改正され、保存要件の緩和や税務署長の事前認証不要などいくつかの変更がありました。さらに2023年10月からはインボイス制度も始まります。法令に反すると罰則が与えられる場合があるため、経理担当者は最新の法令を確認しつつ、迅速に対応していかなければなりません。
多くの会計ソフトでは、最新の法令に対応するために、定期的なアップデートが行われます。法令で定められた書類の作成に必要なフォーマットを提供しているソフトウェアや、法令遵守チェック機能を備えたものもあるため、「うっかりして対応が漏れていた」といった事態を防ぐことができるでしょう。
自社に最適な会計ソフトを選ぶために確認すべきポイント
企業規模や必要とする機能によって、最適な会計ソフトは異なります。そのため、会計ソフト導入前に、目的や解決したい課題を明確にすることが重要です。
本章では、会計ソフトを比較するうえでのポイントを7つ紹介します。自社に会計ソフトを導入する目的が決まったら、こちらのポイントを参考に比較してみてください。
1.無料プランか有料プランか
会計ソフトには無料プランと有料プランのどちらも備えているものがあります。プランによって機能や月額料金に違いがありますが、多くの場合、有料プランのほうがサポート体制が豊富な傾向があります。
2.お試し期間があるかどうか
会計ソフトの中には、有料プランであっても一定期間お試しで使用できる期間が設けられているものもあります。
実際に使用し続けるかどうかを決めるには、お試し期間を利用して使用感や特徴を確かめられると良いでしょう。
3.クラウド型かインストール型(オンプレミス型)か
クラウド会計ソフトは、インストール不要で初期費用を抑えられることが多いため、個人事業主や法人に関わらず、便利に安く会計ソフトを使用したい方におすすめです。
インストール型はデータ保存が社内なので情報流出リスクが少ないため、セキュリティを重視したい方におすすめできます。
4.個人事業主向けか法人企業向けか
会計ソフトによっては、企業規模によってプランが複数用意されていることもあります。前もって料金や機能を確認しておきましょう。
特に、個人事業主と法人企業では必要な申告書類が異なる場合もあるため、自社が必要な書類を作成できるかどうかは必ず確認しなければなりません。
5.簿記の知識は必要か
会計ソフトの中には、簿記の知識がない人でも使えるように、専門用語を少なくしつつ操作が簡単なソフトがあります。一方で、専門家が使うことを想定してシンプルで説明が少ないソフトもあります。
簿記の知識がない場合、会計ソフトの操作に慣れるのに時間がかかることがあるでしょう。経理担当者の経験値や知識量に合わせて、扱いやすいソフトを選びましょう。
6.金融機関やアプリとの連携が可能か
会計ソフトを選ぶ際に、どの金融機関やアプリと連携できるかを確認しましょう。
金融機関や外部のアプリと会計ソフトを連携すると、自動で決済データの仕訳を行えるため、帳簿などの作成にかかる工数を減らせます。
7.所有の端末やOSに対応しているか
会計ソフトによっては、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット端末でも操作できるものがあります。また、WindowsとMacどちらにも対応しているものと、どちらか一方に対応しているものがあるので、所有の端末やOSに対応しているかの確認が必要です。
【個人事業主向け】おすすめ会計ソフト4選
まずは、個人事業主向けのおすすめ会計ソフトを4つ紹介します。
マネーフォワードクラウド確定申告 | freee会計 | やよいの青色申告オンライン | HANJO会計 | |
料金 | 980円/月(年額プラン) 1,280円/月(月額プラン) | 980円/月~ 11,760円/年~ | 8,800円(+税)/年~ | ・無料プラン ・有料プラン 1,078円/月 |
種類 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 |
サポート体制 | ・入力から申告まで自動機能があるため、知識がなくても作成可能 ・AI・有人チャットサポート | メール・チャット・電話サポート | ・メール・チャット・電話サポート ・画面共有サポート ・確定申告相談 など | ・有料プランなら電話サポート |
金融機関やアプリとの連携 | ・金融機関との連携 ・マネーフォワードクラウド確定申告アプリ(iOS・AndroidOS) | ・銀行口座やクレジットカードから明細を自動で取得 ・スキマ時間にアプリでレシート撮影するだけで、自動読み込みでカンタンに登録 | ・銀行口座やクレジットカードから明細を自動で取得 ・スキマ時間にアプリでレシート撮影するだけで、自動読み込みでカンタンに登録 ・2,500以上の金融機関と連携 ・入出金明細を自動で取得し、AIが自動で仕訳して帳簿に反映 ・「弥生 申告」アプリで日々の取引入力が可能 ・弥生レシート取込アプリでレシートを仕訳 | スマホアプリで確定申告が可能 |
対応OS | ||||
対応書類 | ・白色申告 ・青色申告 | ・白色申告 ・青色申告 ・見積・請求書・納品書作成 | ・白色申告 ・青色申告 | ・青色申告決算書(農業所得、不動産所得、現金主義は対応外) ・所得税確定申告書B ・固定資産台帳 ・消費税申告書 ・支払調書 |
お試し期間 | 1ヶ月無料で使用可能 | すべてのプランを無料でお試し可能 | すべてのプランを1年間無料でお試し | 申込み月の翌月末まで無料プランを使用可能 |
マネーフォワードクラウド確定申告
料金 | 980円/月(年額プラン) 1,280円/月(月額プラン) |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | ・入力から申告まで自動機能があるため、知識がなくても作成可能 ・AI・有人チャットサポート |
金融機関やアプリとの連携 | ・金融機関との連携 ・マネーフォワードクラウド確定申告アプリ(iOS・AndroidOS) |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | ・確定申告書の作成 ・消費税申告書の作成 ・見積・納品・領収・請求書作成 |
無料お試し期間 | 1ヶ月無料で使用可能 |
マネーフォワードクラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードが運営する確定申告用のクラウド型会計ソフトです。銀行やクレジットカードとの連携で取得した明細からの仕訳入力はもちろん、家計簿アプリ「マネーフォワードME」との連携で家計簿データを利用した入力も可能です。
また、確定申告書B、青色申告決算書など、確定申告の必要書類が自動作成できるほか、e-Taxにも対応しており、個人事業主が必要とする部分は網羅されているといえるでしょう。
さらに、Windows、Macはもちろん専用アプリも提供しているので、個人事業主に加え、副業をしている方など確定申告をする必要がある人などにおすすめです。
一方で、パーソナルプラスプランのみ電話サポートがありますが、ある程度の簿記の知識があることを前提に設計されているため、全くの初心者の方にとっては少し扱いづらいかもしれません。
機能のよって無料プランを合わせて4つのプランがあるため、必要な機能を満たしているかどうか、確認するとよいでしょう。
freee会計
【freee会計】
料金 | 980円/月(年額プラン) 11,760円/月(月額プラン) |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | メール・チャット・電話サポート |
金融機関やアプリとの連携 | ・銀行口座やクレジットカードから明細を自動で取得 ・スキマ時間にアプリでレシート撮影するだけで、自動読み込みで簡単に登録 |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | ・白色申告 ・青色申告 ・見積・請求書・納品書作成 |
無料お試し期間 | すべてのプランを無料でお試し可能 |
freee会計は、freee株式会社が運営するクラウド会計ソフトです。
⚪︎×形式の質問に答えていくだけで、簡単に確定申告の書類が作成できるのが特徴です。また、freee会計の電子申告アプリを活用すれば、ネットから電子申告を完了できるのも強みの一つと言えるでしょう。
さらに、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取得するので、面倒な入力作業はいりません。自分で仕訳ルールをカスタマイズできるほか、自動仕訳ルールや過去の仕訳内容に基づいてAIが事業経費の仕訳をサポートしてくれます。
日々の経費登録はわざわざパソコンを開かなくても、スマホアプリから簡単に行える点も良いでしょう。レシートを撮影するだけで、金額・日付を自動で読み込めるため、会計処理に時間をかけたくない人におすすめのソフトといえます。
やよいの青色申告オンライン
料金 | 8,800円(+税)/年~ |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | ・メール・チャット・電話サポート ・画面共有サポート ・確定申告相談 など |
金融機関やアプリとの連携 | ・銀行口座やクレジットカードから明細を自動で取得 ・スキマ時間にアプリでレシート撮影するだけで、自動読み込みで簡単に登録 ・2,500以上の金融機関と連携 ・入出金明細を自動で取得し、AIが自動で仕訳して帳簿に反映 ・アプリで日々の取引入力、レシート仕訳が可能 |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | ・白色申告 ・青色申告 ・損益レポート ・現預金レポート ・収益・費用レポート ・入金管理・支払管理レポート ・資金繰りレポート ・貸借対照表・損益計算書 |
無料お試し期間 | すべてのプランを1年間無料でお試し可能 |
やよいの青色申告オンラインは、弥生株式会社が運営するクラウド会計ソフトです。自動仕訳できるものが幅広く、銀行明細やクレジットカードなどの取引データから、スマホアプリで撮影したレシートデータまで取り込めるため、入力と仕訳の手間が省けます。
また、日付や金額などを入力するだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿が自動作成できるため、簿記知識がなくても簡単に書類が作成できます。さらに最初の1年間は無料で使用できるほか、はじめての方に向けたサポートも充実しているので、簿記知識がない初心者の方におすすめなソフトです。
HANJO会計
【HANJO会計】
料金 | ・無料プラン ・有料プラン 1,078円/月 |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | スマホアプリで確定申告が可能 |
金融機関やアプリとの連携 | ・銀行口座やクレジットカードから明細を自動で取得 ・スキマ時間にアプリでレシート撮影するだけで、自動読み込みで簡単に登録 ・2,500以上の金融機関と連携 ・入出金明細を自動で取得し、AIが自動で仕訳して帳簿に反映 ・アプリで日々の取引入力、レシート仕訳が可能 |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | ・青色申告決算書(農業所得、不動産所得、現金主義は対応外) ・所得税確定申告書B ・固定資産台帳 ・消費税申告書 ・支払調書 |
無料お試し期間 | 申込み月の翌月末まで無料プランを使用可能 |
HANJO会計は、カシオ計算機株式会社が運営する、個人飲食店に特化したクラウド会計ソフトです。スマホでレシートを撮るだけで、自動的に仕訳されるほか、クレジットカードや銀行口座経由の取引も自動で取り込むことができます。
専用のアプリがあるため、スマホ一つで確定申告を完了できます。さらに、プランが無料と有料でわかれているため、必要に応じてプランを選択できるでしょう。手軽に、かつ費用をかけずに確定申告を行いたい方におすすめです。
【中小企業向け】おすすめ会計ソフト4選
続いて、企業規模の大きい法人向けのおすすめ会計ソフトを4つ紹介します。
フリーウェイ経理Lite | 弥生会計オンライン | ジョブカン会計 | マネーフォワードクラウド会計Plus | |
料金 | ・無料版 ・有料版(企業版) 3,000円/年間36,000円(税抜) | 無料期間終了後は2,166円/月~ | ・スタートアッププラン 2,500円/月 ・ビジネスプラン 5,000円/月 ・エンタープライズプラン 50,000円/月 | 利用範囲や要件によって異なるため、無料見積りあり |
種類 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 |
サポート体制 | マニュアル、FAQ、動画や、複式簿記の解説記事などが充実 | ・メール・チャット・電話サポート ・画面共有サポート ・確定申告相談 など | ほぼすべての銀行・クレジットカードに対応しており、簡単に会計ソフトに明細を取り込める | クレジット・銀行など各種サービス自動連携 |
金融機関やアプリとの連携 | 金融機関、クレジットカード、電子マネーの明細を取得して仕訳データ作成可能 | ・2,500以上の金融機関と連携 入出金明細を自動で取得し、AIが自動で仕訳して帳簿に反映 ・「弥生会計オンライン」アプリで日々の取引入力 ・弥生レシート取込アプリでレシートを仕訳 | ほぼすべての銀行・クレジットカードに対応しており、簡単に会計ソフトに明細を取り込める | クレジット・銀行など各種サービス自動連携 |
対応OS | Windows | |||
対応書類 | ・各種帳票 ・各種決算書 | ・取引帳 ・簡易帳簿 ・固定資産台帳 ・仕訳帳 ・総勘定元帳 ・残高試算表 ・残高推移表 ・決算書 など | 現金出納帳などの簡易帳簿から各種元帳や仕訳日記帳など企業会計に必要な帳票全て作成可能 | ・各種決算書 ・SOC報告書 など |
無料お試し期間 | 有料版(企業版)検討の際は、無料版をお試し可 | 起業から2年以内の方はすべての機能を無料で利用可能 | 30日間無料 | なし |
フリーウェイ経理Lite
料金 | ・無料版 ・有料版(企業版) 3,000円/年間36,000円(税抜) |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | マニュアル、FAQ、動画や、複式簿記の解説記事などが充実 |
金融機関やアプリとの連携 | 金融機関、クレジットカード、電子マネーの明細を取得して仕訳データ作成可能 |
対応OS | ・Windows |
対応書類 | ・各種帳票 ・各種決算書 |
無料お試し期間 | 有料版(企業版)をご検討の際は、無料版をお試し |
フリーウェイ経理Liteは、株式会社フリーウェイジャパンが提供する会計ソフトです。無料版は個人事業主、中小企業が対象、有料版は中小企業が対象です。有料版は1年ごとの更新で、クラウド上でデータ保存が可能です。
また、フリーウェイシリーズの給与計算ソフトや販売ソフトと連携可能で、データ入力、グラフ作成にも役立ちます。無料版でも機能が充実しているため、会計処理で重要かつ基本的な機能を無料で利用したい企業の経理担当者におすすめです。
弥生会計オンライン
料金 | 無料期間終了後は2,166円/月~ |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | ・メール・チャット・電話サポート ・画面共有サポート ・確定申告相談 など |
金融機関やアプリとの連携 | ・2,500以上の金融機関と連携 ・入出金明細を自動で取得し、AIが自動で仕訳して帳簿に反映 ・「弥生会計オンライン」アプリで日々の取引入力 ・弥生レシート取込アプリでレシートを仕訳 |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | ・取引帳 ・簡易帳簿 ・固定資産台帳 ・仕訳帳 ・総勘定元帳 ・残高試算表 ・残高推移表 ・決算書 など |
無料お試し期間 | 起業から2年以内の方はすべての機能を無料で利用可能 |
弥生会計オンラインは、簿記の知識がない方でも扱いやすいUIとなっています。日付や金額など必要な情報を入力するだけで、簡単に決算書を作成できる点が特徴です。
また、起業年数によっては最大2年間無料ですべての機能を利用できます。初期費用は抑えたい、経理担当者の簿記知識が少ない場合におすすめのソフトです。
ジョブカン会計
【ジョブカン会計】
料金 | ・スタートアッププラン 2,500円/月 ・ビジネスプラン 5,000円/月 ・エンタープライズプラン 50,000円/月 |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | ・無料お試し期間中も全てのサポートを無料で使用可能 ・メール・チャット・電話サポート |
金融機関やアプリとの連携 | ほぼすべての銀行・クレジットカードに対応しており、簡単に会計ソフトに明細を取り込める |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | 現金出納帳などの簡易帳簿から各種元帳や仕訳日記帳など、企業会計に必要な帳票は全て作成可能 |
無料お試し期間 | 30日間無料 |
ジョブカン会計は、手頃な価格で会計業務を行えるソフトです。操作性は軽快で、複数人で操作することもできます。また、ジョブカンシリーズは複数ありますが、他サービスとの連携も簡単にできます。
すでにジョブカンシリーズを利用している、複数の経理担当で操作したい場合におすすめのソフトです。
マネーフォワードクラウド会計Plus
料金 | 利用範囲や要件によって異なるため、無料見積りあり |
種類 | クラウド型 |
サポート体制 | 使い方ガイド |
金融機関やアプリとの連携 | クレジット・銀行など各種サービス自動連携 |
対応OS | ・Windows ・MacOS |
対応書類 | ・各種決算書 ・SOC報告書 など |
無料お試し期間 | なし |
マネーフォワードクラウド会計Plusは、会計・財務担当者様に必要な機能がそろっています。たとえば仕訳承認機能を利用すると、システム内で決算書の正確性・信頼性を担保できますし、権限・ログ管理機能も搭載されているため、内部統制への対応も可能です。
IPOを検討している企業や上場企業、またそのグループ会社におすすめなソフトです。
まとめ|選択基準を決めて、最適な会計ソフトを選ぶことが重要
この記事では、8種類の会計ソフトの機能や料金などを紹介しました。
価格や操作性など、それぞれのソフトごとに特徴が異なるため、目移りしてしまうかもしれません。そんな時は、自社の経理業務において何の課題を解決したいのかを踏まえたうえで、上記おすすめソフトから選定してみてください。
なお、本サイトでご紹介している一部の会計ソフトは、アフィリエイト広告の出稿を受けています。
よくある質問
Q1.会計ソフトを導入するメリットは? |
会計ソフトを導入するメリットは主に以下の2つです。 ・経理業務を効率化しつつ、正確性と信頼性を担保できる ・最新の法令にも対応できる それぞれについて詳しくは、「会計ソフトを導入するメリット」をご覧ください。 |
Q2.会計ソフトを選ぶときに確認するべきポイントは? |
会計ソフトを選ぶとき、主に以下のポイントを確認しましょう。 ・無料プランか有料プランか ・クラウド型かインストール型か ・個人事業主向けか法人企業向けか ・簿記の知識がなくても操作は簡単か ・金融機関やアプリとの連携は十分か ・所有の端末やOSには対応しているか ・無料のお試し期間があるかどうか 本記事では、それぞれの項目について個人事業主と法人に分けて比較し、おすすめの会計ソフトを紹介しています。詳しくは、「【個人事業主向け】おすすめ会計ソフト4選」「【中小企業向け】おすすめ会計ソフト4選」をご覧ください。 |